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坂本龍馬

坂本龍馬

幕末・交渉

推定 ENTP

名言

世の人は我を何とも言わば言え。

世間の評価は置いて、自分の一手を打て、という決意です。

※本記事は、公開された著作・発言・思想データを基に構成された「仮想の対話/思想分析コンテンツ」です。対象人物への直接取材や許諾に基づくものではありません。

外から見ると、この人はとても不思議な存在です。脱藩浪人という、当時の社会では一番不安定な立場でありながら、あちこちを軽やかに飛び回り、本来なら敵対しているはずの勢力の間を平気ですり抜けていきます。いつも誰かと話し、笑い、大きな風呂敷を広げているように見えます。身分や立場にとらわれず、誰の懐にもスッと入り込んでしまう人懐っこさと、どこか危うい自由さをまとっています。着物とブーツを合わせるような、型にはまらないスタイルもその表れです。

内側で先に動くものは、目の前の勝敗ではなく「どうすれば両者が得をして、新しい仕組みが回るか」という大きなビジョンです。普通なら刀を抜いて斬り合うような場面でも、この人は「人が動く話」を先に置きます。頭の中では常に、あそこの船とこっちの武器を交換すれば、もっと大きな利益が生まれる、というようなパズルが組み上がっています。薩摩と長州という犬猿の仲の二つの藩を結びつけたり、日本初の株式会社とも言える海援隊を作ったりと、誰も思いつかなかったような「開いたまま」の交渉の場を作っていきます。

なぜそうなるかというと、既存の枠組みがもう限界だと見抜いているからです。古いルールで戦っても、結局は共倒れになるだけ。日本という小さな島国の中でいがみ合っている場合ではない、外の世界をもっと見なければならないという切迫感と好奇心が混ざり合っています。だから、敵味方という小さな枠を外して、新しいルールで戦うための「次の盤」を繋いでいく必要があると直感しているのです。過去の恨みやメンツよりも、これからの未来をどう面白くするかに焦点が合っています。

この人をENTP(討論者)と見る理由は、常に「今ここ」の常識を疑い、「先の形」を柔軟なアイデアで描き出し、周りを巻き込んでいく圧倒的な力があるからです。同じタイプのスティーブ・ジョブズは自らの強烈な美学で世界を塗り替えようとしましたが、この人は「人」と「人」の間に立ち、利益やビジョンを調整しながら新しいネットワークを編み上げることに長けていました。

行き止まりになるのは、アイデアが先行しすぎて実務や細かい調整が追いつかなくなる時です。また、あまりにも自由に動き回り、古い常識を壊していくため、過去の価値観に固執する人々からは「何をしでかすか分からない危険な奴」として命を狙われるリスクを常に抱えることになります。

この人の真ん中にあるのは、「世間の評価は置いて、自分の一手を打て」という決意です。誰にどう思われようと、自分が面白いと思った未来、世の中全体が豊かになるような大きな絵図を描き、そこに命を懸ける。常識という名の窮屈な服を脱ぎ捨てて、誰も見たことのない景色を求めて駆け抜ける。その風のような生き方こそが、この人の原動力なのです。

仕事

仕事において、この人は「ゼロから新しいネットワークを作る天才」です。既存の枠組みや組織のヒエラルキーに縛られることを極端に嫌い、自ら組織を飛び出してフリーランスのような立場で動きます。刀で相手を屈服させるのではなく、「これをすればお互いにこんな利益がある」というビジョンを提示して人を動かします。

例えば、武器が欲しい藩と、米が欲しい藩の間に入り、海運業という新しいビジネスモデルを立ち上げて両者のニーズを満たしてしまいます。誰とでも対等に話し、不可能に思えるような同盟や取引を成立させる交渉力は群を抜いています。

常に頭を働かせ、次々と新しいアイデアを生み出しますが、それを実際に運用する細かい実務は得意ではありません。そのため、自分の大きな絵図を理解し、実務を担ってくれる優秀なパートナーを見つけることが、この人の仕事が成功する鍵となります。

恋愛

恋愛においては、自分と同じように型破りで、行動力のある相手に惹かれます。史実でも、この人は当時の女性としては非常に珍しく、自分の意見をはっきりと持ち、肝の据わった女性を生涯のパートナーに選びました。 自分が命を狙われるような危険な状況でも、機転を利かせて窮地を救ってくれるような、対等な関係性を築ける相手です。また、日本で初めてと言われる新婚旅行に出かけ、温泉で傷を癒やしながら共に山を登るなど、形式にとらわれない自由な愛情表現を好みます。束縛し合うのではなく、お互いの背中を預け合いながら、同じ未来の景色を見つめるような恋愛です。

お金

お金に対しては、それ自体を貯め込むことには全く興味がありません。この人にとってお金とは、大きな仕組みを回すための「血液」であり、新しい未来を創るための「道具」です。

ビジネスで大きな利益を生み出す才能はありますが、それは自分の私腹を肥やすためではなく、倒産寸前の組織を救ったり、新しい国家づくりのための資金として惜しみなく投資されます。ダイナミックな資金調達と投資を行い、「金は天下の回りもの」という言葉を地で行くような金銭観を持っています。スケールが大きすぎるため、時には資金繰りに苦労することもありますが、その都度アイデアで乗り切ってしまいます。

親しくするべき人

親しくするべき人は、自分の突拍子もないアイデアを面白がり、それを形にする手助けをしてくれる実務家や、スポンサーになってくれる度量のある大人です。史実における勝海舟や西郷隆盛のように、この人の器の大きさを見抜き、自由に泳がせてくれるパトロンのような存在が不可欠です。

逆に、距離を置くべきなのは、古いルールや前例にばかり固執し、「それは無理だ」「常識外れだ」と頭ごなしに否定してくる人たちです。そのような環境にいると、この人の最大の武器である自由な発想と行動力が完全に死んでしまいます。狭い価値観を押し付けてくる人からは、風のように逃げ出すのが正解です。

休み方

休み方は、物理的に日常のしがらみから離れ、全く違う環境に身を置くことです。頭の中が常にフル回転し、様々な人の思惑の間に立って神経をすり減らしているため、完全にリセットする時間が必要です。

例えば、船の上でただ海を眺めたり、人里離れた温泉にゆっくり浸かったりする時間が、この人には欠かせません。陸地の複雑な人間関係から切り離された空間にいる時だけ、心からリラックスすることができます。また、心を許せるパートナーと共に、誰も知らない場所へふらっと旅行に出かけることも、最高の休息になります。そうして空っぽになった頭に、また新しいアイデアが降ってくるのです。

アドバイス

世間の常識やルールに縛られず、自分が心から面白いと思える「次の盤」を描いてみてください。

敵味方という小さな枠を外し、お互いが得をするような大きな絵図を提案してみましょう。

誰に笑われようと、自分の信じた一手を打ち続けることです。時代は後からついてきます。