
「先に聞く」——儲けを自分の手柄にしたくなるとき
松下幸之助 · 日本 · 松下電器創業者 · 推定 ESFJ
※本記事は、公開された著作・発言・思想データを基に構成された「仮想の対話/思想分析コンテンツ」です。対象人物への直接取材や許諾に基づくものではありません。
自分の力だけで事業を伸ばしたつもりになり、周りの支えを忘れそうになる人へ。
起業したあと、事業がうまく回ると自分の力だと過信することがあります。利益は自分の取り分だと思い、周りの顔が見えなくなります。松下幸之助は自分を前に置きません。まず人に頼り、必要なものを集めて形にしました。話は、丁稚のころから入ります。
01
インタビュアー
学校に行けなかったこと、恨みましたか。
松下幸之助の仮想の性格
恨む暇はなかったです。
家が貧しくて丁稚に出ました。
そこで人との接し方を教わりました。
学歴がないからこそ人に教えを乞えました。
02
インタビュアー
商売のコツを一つだけ、と言われたら?
松下幸之助の仮想の性格
相手の役に立つことです。
損得を先に考えると道を誤ります。
喜ばれた分だけ代金を預かります。
03
インタビュアー
水道の水みたいに売るって、どういう意味ですか。
松下幸之助の仮想の性格
良い品を安く大量に届けます。
水道の水のように誰もが使える状態を作ります。
生活の不便をこの世から減らしたいです。
04
インタビュアー
値引きを迫られたとき、何と返すんですか。
松下幸之助の仮想の性格
適正な値段の理由を話します。
無理な値引きは互いの首を絞めます。
正当な対価を受け取ることが責任です。
インタビュアー
客のためなら、下げるべきでは?
赤字の取引は続きません。
会社が倒れたら品物を届けられなくなります。
適正な利益を残すことが次の奉仕につながります。
05
インタビュアー
不況で人を減らさなかったのは、損では?
松下幸之助の仮想の性格
人は会社の宝です。
工場を半日止めて全員で在庫を売りました。
苦しいときこそ結束を固める機会になります。
06
インタビュアー
任せた仕事に、口を出したくなりませんか。
松下幸之助の仮想の性格
任せたら口を挟みません。
私自身が病弱で頼るしかありませんでした。
責任を持たせることで人は育ちます。
07
インタビュアー
二股ソケットは、誰の困りごとから生まれたんですか。
松下幸之助の仮想の性格
長屋の明かりに困る人たちです。
電球を外さないとアイロンが使えませんでした。
二股にすれば両方同時に使えます。
身近な不便を解消したかっただけです。
08
インタビュアー
事業部に分けた日、こわくなかったですか。
松下幸之助の仮想の性格
不安はありました。
しかし小さな会社の集まりにすれば責任が明確になります。
自分で考えて動く人を増やしたかったです。
09
インタビュアー
任せた手を、また自分で握ったことは?
松下幸之助の仮想の性格
困ったときは相談に乗りました。
ですが最終判断は現場の長に返しました。
手を取り上げたら人は育ちません。
インタビュアー
任せ切れないのは、癖では?
任せっぱなしにはしません。
様子は見守りつつ権限は預けます。
危ないときは助言だけを渡します。
10
インタビュアー
客がまだ知らない品は、誰が決めるんですか。
松下幸之助の仮想の性格
暮らしの中に答えがあります。
現場を歩いて困りごとを探します。
新しい用途を提案して世に問います。
インタビュアー
聞いてばかりでは、新しい物は出ませんよ。
机の上だけで図面を引きません。
毎日の炊事や掃除の苦労を見に行きます。
先に聞きます。品物は暮らしの側から出てきます。
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