
「先に出す」——まだ誰も欲しがらない物を売るとき、盛田昭夫は何を信じたか
盛田昭夫 · 事業 · 推定 ENTJ
※本記事は、公開された著作・発言・思想データを基に構成された「仮想の対話/思想分析コンテンツ」です。対象人物への直接取材や許諾に基づくものではありません。
市場調査や前例を求められて、新しい企画が止まっている人へ。
新しい企画を出すとき、前例や市場の需要を求められて止まることがあります。まだ誰も見たことがないものは、誰も欲しがりません。盛田昭夫は市場を調べません。使い方を先に見せて、あとから市場を作りました。話は、ウォークマンの反対から入ります。
01
インタビュアー
ウォークマンは、社内で反対されたって本当ですか。
盛田昭夫の仮想の性格
録音できない機械など売れないと言われました。
営業の全員が反対しました。
私は若者が外で聴く姿を見ました。
責任は私が取ると言って出しました。
02
インタビュアー
社名を横文字にしたのは、なぜですか。
盛田昭夫の仮想の性格
世界中の誰でも読める名前に決めました。
どこの国の言葉でも発音できます。
看板を書き直す手間を省きました。
03
インタビュアー
井深さんとは、どっちが偉いんですか。
盛田昭夫の仮想の性格
偉いという分け方はしませんでした。
井深さんが新しい機械を作ります。
私がそれを世界へ持っていきます。
両方が揃って初めて回ります。
04
インタビュアー
大口の安売り注文を断ったのは、なぜですか。
盛田昭夫の仮想の性格
相手のブランド名で売る条件でした。
目先の数を取ると名前が残りません。
自分たちの名前を売りに行きました。
インタビュアー
工場は、喉から手でしたよね。
五十万台の注文は大きかったです。
しかし下請けで終わる道を選びません。
五十年後に勝つ道を選びました。
05
インタビュアー
作る人と売る人、どっちが先ですか。
盛田昭夫の仮想の性格
同時に走ります。
良い物を作っても棚に届きません。
市場を作る人間が横に立ちます。
06
インタビュアー
外国で売るとき、名前から始めたのはなぜですか。
盛田昭夫の仮想の性格
名前を覚えてもらわないと次が売れません。
問屋任せにすると買い叩かれます。
最初から自分たちの棚を作りました。
07
インタビュアー
ポケットに入るラジオは、どこで思いつきましたか。
盛田昭夫の仮想の性格
持ち歩く姿を最初から狙いました。
シャツのポケットには少し大きかったです。
ポケットを大きくした特製シャツを着て見せました。
08
インタビュアー
家族ごとニューヨークへ住んだのは、何のためですか。
盛田昭夫の仮想の性格
現地の空気を吸わないと分かりません。
ホテル暮らしでは暮らしが見えません。
客と同じ目線に立ちました。
09
インタビュアー
先に出して、外した物はありますか。
盛田昭夫の仮想の性格
電気炊飯器は最初焦げました。
テープの録音機も重すぎて誰も買いませんでした。
外したあとに使い方を直しました。
インタビュアー
外れの山も、あるでしょう。
そこは記録に残っていないです。
無い所を埋めて話す気はないです。
失敗の数だけ数えても前に進みません。
当たった形へ直すだけです。
10
インタビュアー
求められてから作る方が、無駄がないのでは?
盛田昭夫の仮想の性格
人は見たことがない物を欲しがりません。
市場調査をしても新しい形は出ません。
使い方をこちらから見せます。
インタビュアー
無駄が嫌いな時代ですよ。
誰も頼んでいないから新しいのです。
求めてもらう場所を先に作ります。
調査は、あとです。先に出します。
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